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最近の読書

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まずは、これ
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『私の男』  桜庭一樹
狂気にみちた愛のもとでは善と悪の境もない。暗い北の海から逃げてきた父と娘の過去を、美しく力強い筆致で抉りだす著者の真骨頂



直木賞は一通り読んでおきたい、私なので読んでみましたが、読む前からあまり気の進まない一冊ではありました。桜庭ファンの方ごめんなさいね。
いびつな愛…父娘のきずな・・・?正直、私の理解の範疇を超えてました・・・はい・・・。
つまらない感想でごめんなさいよ。(あやまってばっかだよ)


『サクリファイス』  近藤史恵
ただ、あの人を勝たせるために走る。それが僕のすべてだ。
勝つことが義務付けられた<エース>と、それをサポートする<アシスト>が冷酷に分担された世界、自転車ロードレース。初めて抜擢された海外遠征で、僕は思いもよらない悲劇に遭遇する。それは単なる事故のはずだった・・・。二転三転する『真相』、リフレインの度重さを増すテーマ、押し寄せる感動!青春ミステリの逸品。



自転車競技なんて競輪くらいしか知らない私には、とっても新鮮。しかも誰かのために犠牲になる人と、その犠牲の上に戦う人という、スポーツ競技としてはとても珍しいと感じました。
小説は単にスポーツ小説かと思いきや、ミステリあり、人間ドラマありで、ロードレースのごとくぐんぐんスピードを増して引き込まれていく感じ!5時間で完読!!

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お次はこちら。
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『有頂天家族』  森見登美彦
糺の森に住む狸の名門・下鴨家の父・総一郎はある日、鍋にされ、あっけなくこの世を去ってしまった。遺されたのは母と頼りない四兄弟。この四兄弟が一族の誇りを取り戻すべく京都の街を駆け巡るも、そこにはいつも邪魔者が!犬猿の仲の狸、夷川家の阿呆兄弟・金閣&銀閣。
人間に恋をして落ちぶれた天狗・赤玉先生、天狗を袖にし空を自在に飛び回る美女・弁天・・・。
狸と天狗と人間が入り乱れて巻き起こす三つ巴の化かし合いが今日も始まった。



京都の街を舞台に、狸と天狗に人間が走り回ります。
人望ならぬ狸望の厚かった父が、金曜倶楽部の鍋にされ、後継者争いに巻き込まれる四兄弟。長男は気難し屋、次男はなんと、井の中の蛙になっちゃってるし、三男は楽しけりゃいい主義、四男はお子ちゃま・・・そんな四兄弟を温かく包みこむ母狸は宝塚オタク。
敵対するアホ兄弟の金閣・銀閣が笑わせてくれるし、バカバカしさの中にも家族の絆や母の愛、父の思いが折り込まれてて、ぷぷぷ(笑)、じ~ん(涙)、胸きゅ~ん、といろんな楽しみ方ができますよ^^
“偽電気ブラン”ってどんな味?飲んでみたい!
(そんなこと思うのは私だけかい?!)



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Commented by michirudesu at 2008-05-19 22:52
サクリファイス・・私も読みましたぁ。
自転車のロードレースって、なんにも知らなかったから興味津々だった。
でもって、競技だけの話かと思ったら、ミステリとしてもよくできてて、大変得した気分でした。

森見登美彦・・知らない人だ。
有頂天ホテルはこないだビデオ(じゃなかったDVD・・この辺で年がばれる)でみたけど。
たぬきの話、おもしろそう。。。

モモ、クリ、二段重ね、
よくそろってこっち見たこと。。
Commented by sskinako at 2008-05-20 21:28
本屋大賞に選ばれてたと思うよ。おもしろかったね。森見登美彦は私も初めてでしたよん。
ももくりを注目させるのは簡単ですのだ。『ジャーキー、牛乳、おもちゃ』などなど何をしていたって、これらの言葉に目がないのじゃ^^
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by sskinako | 2008-05-19 20:40 | 読書 | Comments(2)

保護犬との暮らし


by sskinako